飯田 敦夫(京都大学大学院医学研究科 グローバルCOE特定研究員)

2012年2月20日月曜日

日本国際賞 授賞式への案内(2年連続2回目)

かなり普通に実験&デスクワークの日々です。飯田です。

今日は、財団から日本国際賞 授賞式&祝宴への案内状が届きました。






















僕だけではなく、去年のやさしい科学技術セミナーで世話になった大学の同期(福井)のところにも送って下さったらしく。グッジョブ財団の中の人!(*・∀・)b
ただ、彼には教員としての使命があるので「平日の招集に応じることはできない。」らしいです。残念。

僕自身は、去年は震災の影響で授賞式が中止だったため、今年は是非とも都合を合わせて初参加させて頂こうと思います。
自分が特に何をするわけでもなくても、そういう場に居合わせることで高まるモチベーションもあるでしょうから。

刺激に乏しい日々の中で久々にブログ向けのネタだったので、思わず更新しました。
それでは。また更新します。

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飯 田 敦 夫

2012年2月9日木曜日

【完全に宣伝】ボスが講演するイベント

今週は実験やらセミナーやらで比較的"まっとう"な研究生活を送ってます。飯田です。

聞いたところによると、飯田の所属する研究室のボス瀬原淳子教授)が一般向けのイベントで講演するらしいので、ここで宣伝させてください。


まず最初は、3月3日に福岡であります。

【平成基礎科学財団「楽しむ科学教室」】
日時:2012年3月3日(土)13:00~17:00
会場:クローバープラザ508研修室 (福岡県)
演題:細胞たちの「自分探し」~臓器ができる仕組みを探る~
講師:瀬原淳子(京都大学再生医科学研究所・再生統御学研究部門・教授)
   詳しくはコチラ(平成基礎科学財団のサイト)


次は3月17日に神戸で。

【京都大学附置研究所・センターシンポジウム 京都からの提言】
日時:2012年3月17日(土)10:00~17:00
会場:神戸国際会議場メインホール(神戸市中央区港島中町6-9-1)
演題:生命誕生の設計図~再生の仕組みを解く鍵、他多数
講師:瀬原淳子、他多数
   詳しくはコチラ(京都大学のサイト)


と、国際科学技術財団さんのスペースで他の財団さんのイベント宣伝をするという、チャレンジングなことやってみました。

飯田は残念ながら、公の場で何かをしでかすような予定は今のところありません。
何かあったら呼んで下さい(笑)

それではでは、また更新します。

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Atsuo Iida

2012年2月7日火曜日

【閑話休題】おさかな天国

朝起きて家の魚にエサをやり、出勤してラボの魚にエサをやり、それから自分がエサを食う。飯田です。

今回で更新も6回目。ブログを始めてから魚の話題しか出してません。
そのことからも明らかですが、どうしようもないくらいに魚が好きです大好きです。
ということで、研究のお固い話題の閑話休題的に、家で同棲しているベイベー達の紹介をします。

現在は、ウナギ2匹と金魚1匹と暮らしています。


















ウナギくんはまだ子供です。
ポッキーと同じくらいの長さで、ポッキーよりもちょっと太いくらい。
エサは乾燥糸ミミズをもりもり食べますが、今ひとつ人間にはなついてくれません。


















金魚さんは「丹頂」という、頭だけが赤い中国原産の金魚です。
コイツはよく人に慣れていて、水面に上がってきて「エサくれパクパク」を毎朝見せてくれます。

今はもういませんが、昔はトビハゼくん達と暮らしていたこともあります。

















トビハゼくんもかなり人には慣れていたのですが、それに気を良くして"とろサーモン"を食べさせたら、体調を崩して(寿命だった?)身罷ってしまいました・・・。

そんな感じで、仕事でもプライベートでも大好きな魚に囲まれて、楽しく研究生活を送っています。
ちょっと今日は研究から離れ、私生活を紹介しました。
次はまたサイエンス寄りの話に戻します。

飯田敦夫でした。

2012年2月3日金曜日

【昨日の続き】お魚を使った研究.

昨日の色のついた魚の話の続きです。飯田です。

昨日の魚、普通に『』と表現しましたが、実のところ『蛍光』です。
細かいことは省きますが、特定の波長の光(ブラックライトなど)を当てると、光ります。
↓こんな風に。























この魚はGFP(Green Fluorescent Protein; 緑色蛍光タンパク質)を遺伝子組換えで導入しています。

さて、このような魚を使うとどんな研究が出来るのか?
今日は、病気の研究にも役立つ細胞移植について紹介します。
細胞移植とは、2匹魚を用意して、片方の魚からもう片方の魚に細胞を移してやることです。
この時に、例えば、細胞を提供する側の魚がガン細胞を持っているとすると、以下のようなことが調べられます。
























光らない魚の中で、病気の細胞(ガン細胞)だけが光るので、どこでどのように悪さをして、どんな風に増えていくのかを調べることができます。
マウスなどの哺乳類でも同じことは可能ですが、生きたままの全身を観察して細胞の動きを調べられるという点で、小型で手軽に扱えるお魚が便利な材料とされています。

では次に、イラストではなくて実際の写真データを紹介します。
下は、発生の初期で細胞を移植した(卵から産まれる寸前くらいの)ゼブラフィッシュの稚魚です。

























この実験では『全身で赤色』『血管だけで緑色』の魚から、光らない普通の魚に、ちょっとだけ細胞を移植しています。
なので、光る魚に由来するちょっぴりの細胞が赤色で見えます。
そして、その中で血管になったほんのちょっぴりの細胞だけに緑色が入っているというわけです。

これで何を調べていたか具体的なことはちょっと秘密ですが、研究の現場ではこのような試料を観察しながら、新しい発見を探してモヤモヤと生活しています。
少しは、イメージを掴んでもらえたでしょうか?
これから研究の内容のみならず、現場の雰囲気についても、このブログで紹介していきたいと考えています。

では、今日はこの辺で。
また近いうちに。

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いいだ あつお

2012年2月2日木曜日

(突然変異+遺伝子導入)×魚

学生がデジカメ片手に吉田神社の節分祭に行ってるときに、研究員はデジカメ片手に魚のグラビア撮影をしてました。格差社会の被害妄想者こと飯田です。

今日は、見てすぐ分かる突然変異&遺伝子組換えゼブラフィッシュの紹介です。
下の写真をご覧ください。

















はい、見たまんま色が違いますね。
これ実は、普通の魚が1匹、自然で産まれた突然変異が1匹、そして遺伝子組み換えが2匹います。
どれがどれだか、分かりますか?

ひとつづつ紹介していきましょう。












まずこれが野生型
インドとかアジアで普通に生息しているゼブラフィッシュ。
その名の通りシマシマです。
ペットショップでも購入可能です。














次にアルビノ突然変異。写真だと分かりにくいですが、目が赤いです。
これは、メラニンという黒い色素を作るための遺伝子が壊れてしまったりして、自然界でもごく稀に産まれてくる突然変異体です。

年に1回くらい『田んぼで白いカエルを発見!』みたいなニュースを見ませんか?
それはほとんどが、この魚と同じアルビノ突然変異を起こした動物です。
ただし、この変異体の白く明るい体は自然界では目立ってしまい、捕食者に見つかりやすく、殆どが大人まで生き残ることが出来ないとされています。



そして最後に、2匹まとめて遺伝子組み換えゼブラフィッシュです。
こいつらは上のアルビノ突然変異体に、それぞれ緑色(左)と赤色(右)のタンパク質を作らせる遺伝子を人為的に導入して作りました。

遺伝子組み換えというと恐ろしいイメージを抱きがちですが、こいつらは無毒無害で普通の魚と変わりません。
ただ、自然環境に放流すると法律で罰せられてしまったり、生態系のバランスが崩れてしまうかも知れないで、研究室からは門外不出です。
もっともゼブラフィッシュは熱帯魚なので、日本の川に放流しても冬に死んでしまうでしょうが(沖縄を除く)。


長くなってきたので、今日はこのくらいで終わりにしましょう。
次の更新では、このような遺伝子組み換え体を使ってどんなことができるのか?を簡単に紹介します。
伊達や酔狂でこんな魚を作ってるわけではないのでね。

ではでは。
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いいだ