飯田 敦夫(京都大学大学院医学研究科 グローバルCOE特定研究員)

2012年2月2日木曜日

(突然変異+遺伝子導入)×魚

学生がデジカメ片手に吉田神社の節分祭に行ってるときに、研究員はデジカメ片手に魚のグラビア撮影をしてました。格差社会の被害妄想者こと飯田です。

今日は、見てすぐ分かる突然変異&遺伝子組換えゼブラフィッシュの紹介です。
下の写真をご覧ください。

















はい、見たまんま色が違いますね。
これ実は、普通の魚が1匹、自然で産まれた突然変異が1匹、そして遺伝子組み換えが2匹います。
どれがどれだか、分かりますか?

ひとつづつ紹介していきましょう。












まずこれが野生型
インドとかアジアで普通に生息しているゼブラフィッシュ。
その名の通りシマシマです。
ペットショップでも購入可能です。














次にアルビノ突然変異。写真だと分かりにくいですが、目が赤いです。
これは、メラニンという黒い色素を作るための遺伝子が壊れてしまったりして、自然界でもごく稀に産まれてくる突然変異体です。

年に1回くらい『田んぼで白いカエルを発見!』みたいなニュースを見ませんか?
それはほとんどが、この魚と同じアルビノ突然変異を起こした動物です。
ただし、この変異体の白く明るい体は自然界では目立ってしまい、捕食者に見つかりやすく、殆どが大人まで生き残ることが出来ないとされています。



そして最後に、2匹まとめて遺伝子組み換えゼブラフィッシュです。
こいつらは上のアルビノ突然変異体に、それぞれ緑色(左)と赤色(右)のタンパク質を作らせる遺伝子を人為的に導入して作りました。

遺伝子組み換えというと恐ろしいイメージを抱きがちですが、こいつらは無毒無害で普通の魚と変わりません。
ただ、自然環境に放流すると法律で罰せられてしまったり、生態系のバランスが崩れてしまうかも知れないで、研究室からは門外不出です。
もっともゼブラフィッシュは熱帯魚なので、日本の川に放流しても冬に死んでしまうでしょうが(沖縄を除く)。


長くなってきたので、今日はこのくらいで終わりにしましょう。
次の更新では、このような遺伝子組み換え体を使ってどんなことができるのか?を簡単に紹介します。
伊達や酔狂でこんな魚を作ってるわけではないのでね。

ではでは。
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いいだ

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