飯田 敦夫(京都大学大学院医学研究科 グローバルCOE特定研究員)

2012年8月20日月曜日

渋川マリン水族館【市立玉野海洋博物館】

"達人"渋川剛気とは無関係だと思います。飯田です。

ということで、ちょっと出かけたついでにその土地の水族館に行ってきました。
渋川マリン水族館(別名:市立玉野海洋博物館)です。
基本は水族館なので、海水浴ついでのファミリーや子供達が水槽内の生体を楽しむ作りになっています。

飯田が一番好きなメバル(ボケーっと中層に漂う姿がカワイイ)や、




















断面が意外にゴワゴワしているヒトデなどがいました。




















そんなお子様向きの水族館にひとつ目を引く、夏休み限定の特別展示が・・・。

























マリンサイエンス?光る?これって専門分野じゃね??
ということで、詳しく見てみると、

やっぱりあった!『発光』と『蛍光』の違いを説明しています。

























「それなら自分だって去年のやさしい科学技術セミナーで同じこと紹介してるよ!」という、妙な親近感を覚えました。























そんな渋川マリン水族館の特別展示は光る生き物だけでなくて、可視光の特性による保護色の紹介などがありました。
これは、去年のセミナーでは取り上げていないので少し紹介します。

さて、

下の写真の魚、目立ちますか?それとも、目立たないですか?




















多くの人は「目立つ」という意見をもつと思います。
しかしこれ、彼らの生活している環境では保護色なのです。目立たないのです。

水族館に展示してあった説明は以下になります。






























飯田が説明するとすれば、以下のようなイラストを使います。






























驚くべき事に、我々が生活して魚を見ている明るい場所(水槽の中や、海の浅いところ)では赤(派手)に見える魚でも、本来彼らが生活している深い海には赤い波長の光が届かないため、周りの生き物にとっては赤い(目立つ色の)魚には見えてはいないのです。

つまり、深い場所でも到達できる他の色に比べ、赤い色は保護色として作用するらしいのです。

我々(ヒト)が見えている世界と同じものが、全ての動物に見えているわけでない、というわけです。

実のところ「小規模で子供向けだな〜」と最初に控えめな建物を見てテンション下げちゃったわけですが、そこでこんなに科学的な展示に出会えるとは思っていなかったので、ついつい嬉しくてブログで紹介してしまいました。

もしよければ足を運んでみて下さい。
岡山県玉野市の渋川マリン水族館です。


--話題転換--


実は、これ以外にも魚の剥製が素晴らしく、飯田は目と心を奪われてきました。

ミノカサゴ



















ニシキエビ



















タイ



















ホウボウ




















写真で紹介した以外にも、本当にステキな剥製や標本がたくさんありました。

地元の人間には「名前だけじゃなくて中身も(よくない意味で)"渋い"よ。」と言われていたのですが、いやいやなかなかどうして(よい意味で)"渋い"じゃないか。

これからも出張に行くときは、旅先でアクセス可能な水族館を事前に調べて、とにかくマイナーでも小規模でもしらみつぶしに足を運んで『思わぬ掘り出し物』を探すことを続けていこうと思います。

飯田でした。

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