飯田 敦夫(京都大学大学院医学研究科 グローバルCOE特定研究員)

2012年12月29日土曜日

仕事納めの訪問者

2012年、OBブログとして再始動した1年が終わろうとしています。
飯田です。デス。DEATH。

今日は、東京のサイエンスカフェ(魚夜みのだNight)で一緒になった筑波大学の学生さんが研究室を見学に来ました。


















東京にも魚を持参して行きましたが、やはり飼育室で大量の水槽を見てもらってこその布教活動です。


















↑アルビノゼブラフィッシュです。

水槽の後は、研究室外のイベントには(機器的、遺伝子組換え的な意味で)持ち出せない光るゼブラフィッシュ胚も見てもらいました。


















以前、財団の方が訪問された時もやっていたのですが、顕微鏡の接眼レンズとデジカメを密着させて写真を撮っても割と上手くいくんです。
































写真は、赤血球が赤く光る魚を撮影しているところです。

ということで、飯田の2012年は魚類の布教活動で〆られました。
(※厳密にはまだエサやり等で出勤しますが。)

それでは。2013年も研究をエンジョイしようと思います。
バッドエナジーに気をつけて、スマイルで。
飯田でした。

2012年12月24日月曜日

珍獣探しの旅

メリークリスマス。飯田です。
この週末は東方に珍獣探しの旅に出ていました。

まずは名古屋の世界のメダカ館に行き、飼育員の方と卵胎生メダカ(カダヤシ目)についで話をしてきました。


















メダカ館ではアマゾンモーリーという、メスしかいない魚を紹介してもらい、今後何か面白い研究のヒントがあるのではないかとお話をしてきました。

その後東京に移動し、井の頭公園の自然文化園に行きました。
ここは小学生くらいの頃に行った記憶があり、かねてから再訪問したいと思っていた場所です。














































規模的に珍獣はいなかったですが、水生園の展示水槽はとてもきれいにメンテナンスされていて、とても動物愛を感じる施設でした。

そして夜は、以前サイエンスカフェ『魚夜』を開催させて頂いたWEcafeさんの忘年会的イベント「みのだNight!」に参加してきました。


















ここではトナカイカチューシャをつけたりお魚トークをしたり、自分自身が珍獣化するという有様でした。
今回は一般の方の他に、以前サイエンスカフェに登壇した虫やサンゴの研究者や、その他にも分野の近い院生さんが参加していたため、かなり幅広い話ができて、予想以上に得るものがありました。

最後は、ちょうど天皇誕生日ということで、新幹線に乗る前に皇居の一般参賀に参加してきました。
4月のJAPAN PRIZEの授賞式ほどは近くなかったですが、天皇陛下をはじめ皇族の方々に再会(?)しました。

このように、2012年最後の連休は「珍獣探し(=研究のネタ探し)」の名の下に物見遊山に耽っておったという有様です。
今年はもう一回くらい更新します。飯田でした。

2012年12月16日日曜日

【学術論文】ホモが嫌いな女子なんていません!

こんにちは。飯田です。
タイトルがちょっとアレですが、まさしくそんな内容だったので・・・。

以前、飼っている魚のオス同士が交尾っぽい行動をしたと紹介しました。

2012年6月7研究ブログ:魚の世界にボーイズラブ?【BL】より

もしかすると、その魚のBL(ボーイズラブ)的行動の意味が、ドイツのグループにより英国王立協会の専門誌に報告されたのかも知れません。
日本語紹介記事:モテないオスの魚、モテるオスの魚と交尾することでメスとの交尾チャンスを増やす
原著論文(英語):Homosexual behaviour increases male attractiveness to females (Biology Letters, 2013 vol. 9 no. 1)

内容を曲解しつつ意訳すると『イケメンとイチャイチャしてると女性にもモテる」ということでしょうか。
冒頭(Introduction)にウディ・アレンの「Bisexuality immediately doubles your chances for a date on Saturday night.(両性愛は土曜の夜のデートのチャンスを倍増させる)」という言葉が引用してあるのもオシャレな論文です。
飯田としては自分の目で見て「不思議だなー?」と思いつつも、その意義を解析するチャンスもアイデアも無かったので、ただただ興味深くこの記事を読むことができました。

ちょっと脱線すると、げんしけん(作:木尾士目)という漫画の有名なフレーズ『ホモが嫌いな女子なんていません!』もこれに通ずるのかなーと思いながら、自分の観察した事柄にひとつの解答らしきものが提示されたことを喜んでいます。

こんな面白いことに気付けなかったとは、まだまだ魚への愛が足りない・・・。
飯田でした。

2012年12月7日金曜日

沼津港深海水族館

水族館には『2件』行った!飯田です。

実は先週末は、東京からの帰りに三島で途中下車して、沼津港深海水族館にも行ってきました。


















魚市場の真ん中にある水族館で、規模はそんなに大きくなかったです。



















おおむね近海の深いところで採れる魚が多かった気がします。
暗めのディスプレイが多いので写真もなかなか撮れず・・・。



















深海魚じゃない底ものはこの通り。



















建物の2階はほぼ全域がシーラカンス関連の展示になっています。
これは冷凍標本らしいです。



















実はシーラカンスも子供を魚の状態で産む胎生魚です。
胎生魚がマイブームの飯田としては、上のぬいぐるみを持って帰りたかったです。いやマジで(売店には売ってなかったorz)。



















そして最終的には、総排泄腔を探して超ローアングルで剥製を撮影する不審者と成り果ててました。
見つからなかったけど・・・。

見どころはたくさんありますが、何ぶん規模がそう大きくないので、水族館目当てだけで沼津に降り立つとちょっと時間を持て余すかも。
最初からお魚市場での食事や買い物とセットでプランを立てておくといいかも知れません。




















(自分への)お土産は”生きた化石”ハイギョのぬいぐるみ。
ハイギョには最近注目している超キモカワイイ特徴があるのですが、それはまたの機会に。

また更新します。飯田でしたー。

2012年12月2日日曜日

葛西臨海水族園

こんにちは。飯田です。

この週末は、葛西臨海水族園に行ってきました。
先月のサイエンスカフェで園の解説スタッフの方と知り合う縁があり、初めてのビジター訪問です。



















主目的は、”子供を産む魚”シャイナーサーフパーチを見ることでした。























それだけだと地味なので、他のポイントも紹介すると、
葛西臨海水族園はバックヤードが普通に覗ける構造になっている部分があって、何回行ってもそこが一番のお気に入りです。

例えば、普通の水槽の上には電気は1個しかついてないけど、
























水草の入っている水槽の上には、光合成のためにえげつない数の電気がついていたりします。























ほとんどの人は気にも留めないでしょうけど、魚の飼育に携わってる人間としては「ニヤリ( ̄ー ̄)」としてしまうポイントです。
他にも様々なところの工夫が見られて、バックヤードチラ見せの魚業界内での人気は高いのではないかと思っています。

また、この日は「マグロたちのスーパーパワー」という特別講演もやっていて、それも聴いてきました。




















ブログ読者の中に参加された方がいるとすれば、最後の方でマグロの体温についての質問してた人いたでしょ?
あれ、飯田です(笑)

で、水族園の後は関東の魚の研究者で懇親会を開きました。


















先月買った金魚帽子に加えて、水族園ショップで購入したハリセンボン帽子で親睦を深めました。
飯田自身も初めて会う方が何人かいて、他分野の新鮮な話が聞けて満足です。

最後にちょっとだけフォローしとくと、実験試料を受け取るという職務上の用件もちゃんと遂行していますから。


















週末に物見遊山に耽った分、明日から顕微鏡に張り付いてひたすら観察します。観察します。観察します。←大切なことなので3回言った。

飯田でした。