飯田 敦夫(京都大学大学院医学研究科 グローバルCOE特定研究員)

2013年11月16日土曜日

3D構築でグルグル回して遊ぶ

こんにちは。飯田です。
我が研究所に、マルチフォトン顕微鏡というバケモノが実装されました。
簡単に言えば「スゲーよく見える」顕微鏡です。

例えば、普通の実体顕微鏡で下のように見えるゼブラフィッシュの稚魚がいます。
血管が緑色で、血球が赤色で光る遺伝子組換え個体です。














この魚の尾部(黄色囲い)をマルチフォトン顕微鏡で撮影して、立体構築して3Dにしてみます。



血管が明確に管状に見えて、その中に赤い血球があります。
(※上の方のポチポチは神経のシグナルです。)


次に、頭部(黄色囲い)を立体化してみます。


さすがに頭は厚みがあり、片方の眼の周囲がはっきりとは撮れませんが、全体のイメージはよく掴めます。
頭の内部の血管網もよく見えます。


そして調子に乗って、成長した魚も見てみました。


厳密に言えば、上の稚魚とは遺伝子組換えの種類が違うのですが、同じく血管が光る魚、の頭部(黄色囲い)です。


一見してどこがどこだか分かりにくいですが、それでも頭部の血管が稚魚に比べて複雑になっていることが掴んでもらえると思います。

これらの画像は全て、生きたままの魚を顕微鏡下に固定して撮影したものです。
本来ならば自分の研究に活用せないかんのですが、今のところ好奇心の赴くままに撮影して、グルグル回して、何故か酔う、という酷い有様です(笑)
もうちょっと、血管以外の構造も撮ってみた後で、いよいよ研究への利用を練ってみようと思います。

また更新します。では。

2 件のコメント:

  1. これ、凄すぎです。
    何でも見たくなりますね。
    今後のアップを楽しみにしています。
    でも、研究にどういう風に役立つんだろう??

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  2. これまでのデータは平面か、もっと荒い3Dだったのですが、これくらい精彩になると体内の構造を非破壊で立体的に捉える事ができるので、役に立つ局面は多いです。
    もちろん使用するユーザー側の知恵と工夫も試されてもいますが(笑)

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